貴重な文化遺産「蔵の街とちぎで」。 [お出かけしました。]
皆さんは、百歳を超えた詩人、柴田トヨさんを御存じでしょうか!?。
私は書店に並ぶ表紙の、お顔程度しか知りませんでした(恥・・)。
朝から暑くなりそうだった一昨日、栃木市の最高気温は
33.3℃だったとか。
予てから宿場町の風景が見たくて、川越!、川越!!と騒ぐ私に
娘が、連休の15日は例幣使街道沿いの宿場町として発展した、
栃木市の蔵の街を提案してくれました。
趣のある古い建物が立ち並びます。
ルート確認だけで、行き当たりばったりしか考えていない私と
違い、色々調べてプリントアウトした資料が娘のバックには
沢山入っていました(^^;。
何か調べて来た?、どこに行きたい?・・。そう、聞かれて
適当に指を差した所は、蔵の街美術館。
どこかで見覚えのある、おばあちゃん!!。
100歳の詩人 柴田トヨさんの「くじけないで展」が、開催されて
いました。
大人一人 500円を娘に払って貰って、入館。
≪くじけないで≫
<ねえ 不幸だなんて 溜息つかないで
陽射しやそよ風は えこひいきしない
夢は平等にみれるのよ 私辛いことがあったけど
生きていてよかった
あなたもくじけずに>
90歳を過ぎてから書き溜めた詩が、2010年に詩集となって
出版されていたんですね。
東日本大震災後に発表された、<被災地の皆さまに>の中から。
<その傷痕に薬を塗ってあげたい
・・・・・勝手に、抜粋しています。
もうすこしで 百歳になる私
天国に行く日も近いでしょう
その時は 陽射しとなり そよ風になって
皆さまを応援します>
館内は、もちろん写真撮影禁止です。
最近とんと涙腺が弱くなった私の胸に、ジーンと
滲み込む詩ばかりでした。
トヨさんは栃木市出身で、米穀商を営む両親の元で
10歳くらいまでは、裕福に暮らしていたそうですが暮らしが
変わり、奉公に出されて苦労もされたそうですね。
その頃を思い出した、詩もありました。
トヨさんへのメッセージを書くコーナーや、トヨさんが家族に
買い物を依頼した、メモ書きも展示されていました。
一展、一展に足をゆっくりと進めては、立ち止まる方が多く
見受けられました。
それだけ、感動と共感を呼ぶ詩ばかりなんですネ。
ちなみにこちらの蔵は、街で2番目にお金持だった家の蔵だと、
他の団体さんに付いていた、ガイドさんが説明していましたョ。
詳しくは・・・、読めますかネ~。
娘と、一番はどこだったんだろう!?。思う事は一緒で。
さあ、ここからどこへ向ったんだっけ?。
続きはあるかな~(^^;。
トヨさん、9×9は?なんて聞かないで欲しいですよね。
いつまでも、お元気で活躍して頂きたいものです。
柴田トヨさんの展覧会、有楽町で行ったことがありますよ。
詩があまりにも良いので、ポストカードを買って、
実家の母にプレゼントしましたよ。
by MERRY (2012-07-17 10:11)
栃木でしたか~。
良い所ですよね。
そして、柴田トヨさんの展覧会とはラッキーでしたね^^
私も涙腺弱って来てるから、多分ウルウルでしょう。良いな~。
船に乗ったのかしら?
by aatyan (2012-07-17 21:41)
MERRYさんは、すでにご存じでしたね。
トヨさんの詩の展示会は、これからも色々な所で
開かれるようですね。
今回はポストカードなどの販売は、していなかったようでした。残念!。
aatyanさん、栃木は暑かった!。娘に何回、こんなに暑い所には
住めないって、言ったか(^^;。
じっくり、読んでいたらウルウル=ポトリだったかも・・・。
by はなちゃん104M (2012-07-17 22:51)
こんばんわ 柴田トヨさんの詩を読んでいると泣けてきちゃいます。普段着の言葉でやさしさがあふれていて素敵ですよね。
by れもん (2012-07-17 22:56)
れもんさん、そのとおりでした。
どこかで、クヨクヨしている自分が恥ずかしくなって
背筋が伸びたような気がしました。
by はなちゃん104M (2012-07-18 22:14)